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2015年09月09日

大井川鐡道のチカラ

※この記事は三年前の記事を再編集したものです。

 大井川鐡道に乗る機会があり行って来ました。

金谷駅から乗車。大井川鐡道では新金谷の方がターミナルのようだ。


駅舎の中はSLの写真が沢山。


土産物もSL関連。

SLの形をした陶器に入った酒が秀逸。

購入した切符。


出発の汽笛を待ちます。


列車は金谷駅を発車。

発車して間もなく、新金谷駅で停車。

そして発車する時、駅員の人のみならず沿線でSLを見ている人も皆が手を振る。
これは始めて訪れた人などはかなりの印象に残るだろう。

車内は昔の国鉄車両のようだ。

車内アナウンスがSLや観光ポイントの説明などかなり事細かである。ただ、ゆっくりしたいという人も居るだろうと思うので、車両によって分けてはどうだろうか。

栓抜きがついている。

車販で瓶の飲み物があれば試してみたかった。

次第に大井川の車窓になって行く。




お弁当の時間である。



基本的に「駅弁に美味いもの無し」という考えでしたが、この弁当は美味しかった。
醤油差しがSLの形をしているのも作り込みがある。

食べ終わった頃に終点に到着。





SLは急行となっていて停車駅も少ないが、実は各駅停車の普通列車の方が速いという事実。

終点である事を感じる。



多くの人が給炭作業を注意深く見て記念写真を撮っていた。

列車下のバラストを見ると、長年の積み重ねか真っ黒になっていた。


乗っていた機関車はC11






車両を付け変えている作業が見えたので、転車台を使うのかと思いきや、この転車台はイベント時のみだとの事。










給炭作業練習機

実際に機関車での勤務に入る前に練習したもの。9600型SLの模型でこの地にしか無い。

転車台

明治30年代に英国のランソムズ&ラピア社から輸入されたもの。この上に乗った蒸気機関車も2~3人の力で動かせる。
輸入された時は東北地方で使われ、昭和55年に新潟の東赤谷駅から千頭駅に移設された。
産業遺産、国の登録有形文化財に登録されている。

千頭駅はさながら動いている鉄道博物館のようである。

観光路線につきものな制服を着て写真を撮れるのであるが・・・。

なぜか機関車整備をする人の作業服である。





千頭から先は井川線に乗り換えなのだが、この時は土砂崩れの影響で寸断されていた。

その為、5つ先の奥泉駅までバスによる代替輸送に。

バスの車掌さん。なかなか楽しい語り口で飽きない。

「砂に埋まった井川駅の写メ見ますか?」には笑った。

バスからは所々の山肌が削り取られて茶色の面をむき出しにしているのを多々見た。

バスにて奥泉駅に到着。

奥泉駅周辺は下開土遺跡(しもかいど遺跡)という縄文時代の遺跡があったということで、ロータリーの中心に古代人の家族を模した銅像がある。

近くには電話ボックスほどの遺跡からの出土物を展示するコーナーが。


公衆トイレも古代の趣。コンクリートですが…。

トイレも古代のトイレだったら笑えますが、そんな感じでは無かったです。

駅舎内の様子。


井川線の車両がやって来ました。

レール幅は一緒という事ですが、車両が非常にコンパクトに見えます。

奥泉駅を出発した井川線は山間に開かれた線路を辿って行く。


こんな所に線路を敷設して行った人の力には感服する。




雨の日の後だったのでやや水が濁り気味。澄んだ水だったら多分に美しいだろう。


アプトいちしろ駅に到着。




アプトいちしろ駅ではアプト機関車への付け替えが行われるので、じっくりと作業を見学できる。


この駅から少しウォーキングするので、アプト線とは一旦お別れ。


アプト線を降りてウォーキングに入る。

アプトいちしろ駅は元々、かわねいちしろ 駅という名前だった。元々あった路線が長島ダムの建設によって路線が変更され、変更された路線が非常に急勾配なため、アプト線が導入された。

旧路線のトンネルが残っており、そこがウォーキングルートになっている。

トンネルの中にはまだ線路が一部残っていた。

真っ暗なトンネルを抜けると、そこはキャンプ場。

駅を降りてすぐキャンプ場があるというのも面白い。大井川鉄道の乗り放題切符が二日使えるので、一泊するのもいいかもしれない。

長島ダムの資料館。

「物凄く」植生が丁寧に管理されている。

長島ダムの正面に掛かっている橋を渡ると、水しぶきが凄い。

澄んだ水ならいいですが、濁っているのがやや気になる。

長島ダム資料館から長島ダム駅へはかなりの高低差。

やや時間がギリギリでしたがなんとか到着。

長島ダム駅ではアプト式機関車を再び付け替え。

つまり、井川線はアプト式を大いにアピールしているが、アプト式機関車はアプトいちしろ駅から長島ダム駅間の一区間だけなのである。



平田(ひらんだ)駅を経て大井川湖上駅に到着。

何も無い所に駅を造ってどうする?という感じもするが、その「何も無い」を観光資源に出来ている。

橋沿いにウォーキングが出来る。

長島ダム駅に乗車した際、かなりの乗客が居たのだが、ここで殆どの人が降りてしまい我々だけになった。つまり、我々以外は団体客であったのだ。

大井川湖上から接阻峡温泉駅へ


今回はここが終点。井川駅がまだ復旧していないのである。


駅舎もなかなか趣深い。


設定されているウォーキングコースを歩いてみる。

なにやら川の対岸にある神社を二つ巡れば縁結び、だそうだ・・・。

この下って行く吊り橋はこの地だけだと云う。


八つの吊り橋を越えて一周する形で接阻峡温泉駅に戻る。

その時、団体のバスが来て駅に来たのであっという間に混雑に。

駅舎の中でこんなものが。

アニメ「とある魔術の禁書目録」のパロディでしょうが、書体も合わせるなど凝った作り。
書いてある内容もアニメネタ満載で何故にこんな山奥の駅で?という感じ。

そして駅の傍の自販機。

さっきの落書き帳にしても、社内でアニメ好きが居るのでしょうか…。

接阻峡温泉駅を出発。

帰りの方向に向かいます。



長島ダム駅でアプト機関車に付け替え。

線路から見る長島ダムはかなりの迫力。

写真では余り伝わらないかもしれませんが、鉄道とは思えない下り勾配に入る。


次第に日が傾きつつある大井川の様子。




そして千頭駅に。


帰路は普通列車に乗ります。

この車両は元々南海電鉄の車両だそうだ。



車両の中に自販機がある。

このアイデア、なぜ他に拡がらないのかな。



聖地「神尾駅」のタヌキが見送ってくれました。


「大井川鉄道のチカラ」 終わり。

  


Posted by かるの at 19:35Comments(0)視察・研修